○小野哲君 只今下山次官から運輸省の機構改革並びに予算の問題で御説明を伺つたのですが、一應御説明を伺つて置くことにいたしまして、行政管理廳の中川部長御出席でありますので、私から行政機構の改革問題についてのお考を伺つて置きたいと思うのですが、今下山次官からのお話では、一應運輸省の機構改革案が内閣に提出されて、内閣で目下審議中である、こういうふうなお話でありますので、どういうふうな内容の案をお出しになつたのか
○政府委員(中川融君) 観光局の問題は、從來からいろいろ経緯がある問題でありますが、今回の機構改組に当りまして、各省に提示せられました内閣側の試案、これには観光局が一應運輸省に置かれるように載つております。併しこれは最終的な決定とまではまだ実は行つておらない。いろいろ從來の経緯等を考えまして、観光局の問題はもう少し檢討して見たいというような氣持もまだ少し残つておる訳であります。
今一應運輸省から申出ておられます貨車の新造は四千五百輛でございますが、これに対しまして現在安本運輸局が一應持つております二十万トンでは、貨車はその半分くらいしかできないであろう。
で、ありまするから、こうした政府の手落の形における爭議に入るということは極力これを避けなければならんという立前の下に、我々といたしましては何とか具体的に爭議に入らんような方法を講じようという考えになりまして、そうして一應運輸省の考え方としては昨日決定いたしておるのであります。
ただ一應運輸省の計算だけで値上げをしたといたしましても、必ず來年も百億くらいの赤字になつて、今回ここで伺つたことはあれは嘘だつたということになつてしまうと思うのです。國家から百億補助があれば、あとはこれでうまくいくのだとおつしやるが、私はこれは信用できない。三回運賃の値上げをやつた事実が証明しておる。
昨日はそれはやらないのだということで、私は一應運輸省の意向を聽いたのでありますから、それは見解の相違でやめたのでありますが、とにかく独立採算制の立場から、國家の総予算とはなるたけ縁を切るという意味からでも、今まで例がなくても、積極的に一つの企業公債などを募集して、運営の赤字を埋めるということは、私は必ずしも不可能なことではないと思います。
そういうような状態でありまして、昨年は一應、運輸省自體の獨立採算制をとるべく、行政組織の變革及び企業の合理化面において努力することにして、拂下げはしないということで、省議は決定いたしたのであります。
その各省にありますのは、運輸省關係と申しますのは、レールでありますとか、その他鐵道用として使用し得るようなものを一應運輸省に取扱わせた次第であります。遞信省關係のものと申しますと通信器材が主なものでございます。それから藥品その他は厚生省關係であります。その外軍の特殊放出物資につきましては、常初内務省に取扱わせました關係上、内務省所管というように考えております。
併しながら觀光による國家の收支の上に及ぼす貢獻を考えますれば、やはり一種の企業投資というふうにも考えられるので、必ずしも普通の經費で金がないから困るということばかりでなくて、もつて積極的に投資をするというふうに考えられると思うのでありまして、さような意味を以ちまして運輸省といたしましては研究もし、これから各省との間に連絡を取り、進めて行きたい、こう思つております、一應運輸省の立場を御説明申上げました
それで具體的な例といたしましては、一應運輸省の観光課で主管せられておられまするホテル協會で具體的にお寄り願いまして、そのパスしたものは、臨時資金調整委員會において、尚その案の内容、具體的な事業計畫、それから經營能力、資金の調逹方法、こういう點に鑑みまして、實行能力あり、且將來に備えあるものについて、認可及び許可の方法を以て御協力いたしております。